8月1日AM6:00 始発の新幹線で新富士駅へ
AM10:30 新富士駅よりツアーの送迎バス出発
ツアーは3組
7歳と小学校高学年の可愛い女の子姉妹とそのお父さんお母さんご家族、アラサーティーの女性とそのお母さん母娘、そして私と主人夫婦
AM12:00 1時間30分かけて富士宮口5合目レストハウス到着
ツアーで用意されたお弁当を食べて
PM1:10 いざっ、登山開始、頑張ろうね!お父さん!!
気がかりが2点 一つは私の高山病で、もう一つは、下山時の主人の左膝裏の筋の傷み。
ガイドのTさんは40歳代の感じのいい男性。「ゆっくり行きましょう」と、T恵ちゃんと登る時よりもさらにゆっくりペース。
どの山も登り始めは階段で、富士山も例外ではなかった。
PM2:00 6合目通過。 登山者数、今日はそんなに多くはないらしい。
気のせいかなぁ、軽い頭痛・・・ (-_-)
PM4:20 8合目の山小屋で休憩。1本のソイジョイを主人と半分っこして食べた。

PM4:40 吐き気を催し、戻してしまった (=_=)
呉娑々宇山の時もおにぎりを食べたあと調子が悪くなったけど・・・800Mそこいらで高山病なんてありえないしなぁ~?
今日の宿泊は9合目の山小屋万年雪山荘。何とか頑張って到着するも、吐き気で夕食を食べることもできず、そのまま、寝床に倒れ込む。もう一度トイレで吐いたが、胃の中に吐く物は何もなく、胃液のみ。
PM8:00消灯、と言っても真っ暗になることはなく、小さな電気はついていた。
富士山の山小屋はアウシュビッツ収容所の寝床のようと聞いたがなるほど~ 私たちの部屋は8人部屋で、先に5人の女の子のグループがいて、私と主人、そしてもう一人男性、の予定だったが、その人は来なかったので、まあまあの広さが確保できた。でも、頭痛でウトウトの一夜だった。
「富士山の山小屋は、寝る所と思ってはいけませんよ。体を横にして休める所と思ってください」とTさん。
8月2日AM2:00 山頂での日の出を見る人たちは登山開始。
AM3:00 同室の5人の女の子たちの話声と高山病の頭痛で眠れないから山小屋の外に出てみると、夜景がきれいだった。
AM4:30 万年雪山荘から10分くらい歩いたところで朝日を見る。再び吐き気が襲ってきて嘔吐しながらの日の出鑑賞(-_-;) でも、きれいだった。神様、ありがとう。
山小屋に戻り、朝食も食べたくないのでパスした。ワカメスープを飲む。美味しかったー
AM5:00 頂上目指して登山開始。
AM6:00 9,5合目。空気が薄いせいか、すごくきつかった。一歩一歩が、重い。
さぁ、最後の頑張り!
山頂は、一見、近くに見えるけど他に見える対象物がないからそう見えるだけで、登っている人の豆粒程度の大きさを考えると、結構な距離はある。お砂糖の山に群がるアリだな。
途中で何度も、きつさに飲み込まれ「私、何でこんなことしてるんだろう?」「ほんとにバカみたい」なんて思った。それでも、一歩一歩の前進を止めなかったから・・・

AM7:00 頑張りました! 登頂 \(^o^)/
これまでの登山の浅~い経験では、登頂すると、達成感があって、気持ち良かったが、この度は違った。
わたしが無表情でボーっとしていたからか、Tさんが「感無量ですかー」と言ったが、違う。
この時は、しんど過ぎて達成感も満足感も喜びも感じるゆとりがなく、ただ、「着いた~」の思いだけ。
富士山のてっぺんでカップラーメン、食べる♥ と決めていたのに、
実は高山病で、全く食べたくなくって、山小屋に買いに行くことすら苦痛・・・
でもこれをスル―すると絶対後悔すると思い、フラフラしながら買いに行った。
山頂カップめん価格¥800。2口食べて、後は主人に食べてもらった。

思いを取り直し、さぁ、剣ヶ峰までは、行かなくては! ここが日本の最高峰、とさらに頑張る。
日本の最高地点は赤い星印だった (゜o゜)

富士山の火口。
さらにさらに頑張る私たち、お鉢巡り。 オプションガイド料金、一人¥1,000
頂上の自動販売機価格¥400。ちなみに5合目価格は¥200。Y子さんとK恵ちゃんに宛てて書いた登頂記念のハガキを山頂郵便局のポストに投函。明後日には着くかナ?
AM8:50御殿場ルートで下山開始。下山にあたっては、特に9合目付近は落石の危険があるため急いで降りる。昨日のお昼のお弁当以来、ほとんど食べれない状態の私には下山は厳しく、カメラのシャッターを押す余裕もなく、また下山は登山より危険で注意力がいるため、カメラはザックに治めたままだった。
心配していた主人の左膝裏の傷みもやってきて、後ろから見ると主人の歩くフォームが崩れた来た。
その上、雨。呉娑々宇山でレインスーツの着脱の大変さは経験してたので、こんなものと、ザックを下して脱いだり着たり。
宝永山登山はやめて、最短距離での下山。大砂走りも体験。
高度が低くなるに連れ、空気が濃くなって、高山病はなくなったはずなのに、やはり体力の限界を上回ったか、話をする余裕もなく、ひたすら足を前に運ぶのみ。 (;一_一)
PM1:00 6合目雲海荘で昼食、きつねうどんを主人と半分っこで食べる。主人とTさんはちょっと早めのビール。まあ、6合目まで下りて着てるからいいか。雨がかなり激しくなったので
弱まるまで少し待って、さぁ、下りましょう!
PM2:00 5合目レストハウスに到着。登山は無事に登って下りて着て達成!
あの7歳の女の子、頂上付近では泣き泣き登ってたそうだけど、私たちより少し遅れて到着した時には「富士山、登った~」とご機嫌だった。
母娘2人のペアは9合目でリタイアし、下山したらしい。足がつって、登れなかったとか・・・残念。
PM2:20 2日間お世話になったガイドさんとお別れして再び新富士駅へ。宿泊予約している日本平ホテルには新幹線で一駅戻って、静岡まで行かなくてはっ(-_-)
富士山登山が決まって少しして、主人がたまたま観ていたTVでこのホテルが出て、ネットで調べて予約しておいたが、素敵なホテルだった♥
夕食は和食の創作懐石料理、美味しゅうございました。昨日の昼食のお弁当以来、ほとんど食べてない私が、登頂したばかりの富士山の夜景を観ながら頂き、また格別のものがございました。
玄関ロビーのガラス窓正面に富士山! 主人はこれを見て、ここに泊まろうと思ったそうで・・・
8月3日朝 日本平ホテルのラウンジから見た富士山。
この山のてっぺんまで登ったんだー!
私にとって、この山は、これまでの富士山とはちょっと違う富士山になった。
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